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2008年9月19日 (金)

月の光が見せた物…2

   

     さてさて昨日は思わせぶりな終わり方で失礼しましたsweat02
    却って期待をあおってしまったようですが、
    前もって言っておきます… 「出ません」よ。

 
      ***********************



…秋の夜空にかかった満月の光でぼんやりと読めた古い看板の文字は、

       
           「○○旅館」

  …今は誰もいないその場所に私は立っていた…、
  20年近くも前のよく晴れた秋の日。



高校の文化祭で一緒に行事をやったりしたが、クラスも別だった友人は
その旅館の娘だった。
しかし家がどこかも知らず、先生に引率されてきた私達は
突然亡くなった彼女の遺影を見てもただ呆然としてるだけだった。
広い庭には 商売柄大勢の弔問客がいたが、自らの意志で旅立っていった
若い娘については何かを言う事もはばかられて、
砂利道を焼香台に進む足音だけがザクザクと聞こえるだけだった。

若さとはドライなもので、やがて私達は殆ど彼女の事を話すこともなくなっていた。
ふっと思い出してもすぐにまた記憶の底に沈んでいく…。



20年近くも前に連れられて一回行っただけで、住所さえ覚えてなかったここに、
私は迷い込んできた。
せわしなくカチカチと記憶と記憶が結ばれて、やがて先生の家とここが、
お互い山の反対側になるらしいと気づいてきた。
確かに彼女の家(旅館)は川に面した高台にあった、この高台の端と端を
暗い中、私は進んできたんだ。
でもなぜ? あれだけ左に向かってたつもりがまるっきり反対側のここに?
そして沢山の細い道を適当に選んできたのがなぜこの行き止まりの場所に?


煌々と明るい満月の下、
しんと静まり返った無人の旅館、、木々の葉のザワザワという音。
急に怖くなった私は慌てて車を出して、とにかく下へ下へと道を降りていった。

その後、1,2回先生のとこに行ったと思うが、細心の注意を払って
帰ってきたのは言うまでもない(笑)。


   前回が中途半端な終わり方で、この話を私から聞いて知ってる
   親友のトミーでさえ「あの終わり方はなんだっ?」と言ってきた。

               
 おまけに…

 
     B_3
        と言われました、とほほ。

   

   短い話を2夜連続で恐れ入ります、でも頑張って終わらせました!
   よろしかったら応援ポチをして頂くと、嬉しいです…。


ここと Banaikkaku    ここなんです Burogumura




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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

不思議な体験をされたんですね。
同学年の女の子が、受験がプレッシャーで逝ってしまったことを思いだしました。
当時はかなりショックでしたが、いつの間にか忘れていました。
忘れ去られるって悲しいです…。
思い出して欲しかったのかなぁ。

投稿: ねこおばさん | 2008年9月19日 (金) 01時59分

バルさん
 しんみり聞かせて?読ませて?頂きましたよ
二日間、頑張りましたね
では、努力賞をお送りしましょうheartheart

投稿: コスモス | 2008年9月19日 (金) 06時11分

怖い話は大の苦手の小心者ゆえ前回の記事の後おそるおそる読みました。不思議な道失いの経験でしたね、山道の夜も怖いけれど辿り着いたところも・・・。
きっと思い出して欲しかったのでしょうね、私も半世紀生きてきたので先に逝ってしまった友人が何人かいます。ちょっと胸が詰まりました・・・

それにしても「稲川淳二バルさん」の絵 上手いっ!

投稿: ふたば | 2008年9月19日 (金) 07時05分

不思議な体験をされましたね。
悲しい出来事も、時間が経つと忘れてしまいますが、
逝ってしまったお友達も時には思い出して欲しかったのでしょうね。
ご主人に内緒のブログを書くのは、ご苦労がありますね。
深夜にこそこそとやっているのですね。

投稿: ミミ | 2008年9月19日 (金) 08時21分

( ´ー`)ノ こんにちは♪
前回の続きが、気になって仕方がなかったピノコです。
怖い話は苦手なので、恐る恐る読んでいました。
すごく不思議な体験をされたのですね。
そのような体験は、私は未だありません。

ご親友のトミーさん、久しぶりの登場。
ナイスコメントです。

PC今度は、パイオになったのですね。
(。´―`)。フフ

投稿: ピノコ | 2008年9月19日 (金) 08時52分

おお、忙しい中の連続更新!
バルさん流稲川淳二やっぱりこわいです。
お話もわたしはやっぱりちょっとこわい。
不思議な体験ですよね。
友達が呼んだのかな。
ランキング、25位内ようこそ!

投稿: penpen | 2008年9月19日 (金) 09時05分

おはよう~♪
昨夜はゾクゾクしてたけど
続きを読んでチョッとしんみりです

不思議な経験ですね 
お友達はバルさんに逢いたかったのね
shine自分の事を思い出して欲しかったのかも…
ブログに書いて欲しかったのかも~(笑) 

私も忘れかかっていたけど
若くして亡くなった友人の事を思い出しました
バルさんの話を読んで胸キュンです wink

投稿: ちゃこママ | 2008年9月19日 (金) 09時40分

山道って、人の頭の中の磁石を壊しちゃいますよね。
私も山道で迷った事あります。
いつもの自分とは違う自分が、
「ソッチじゃない、コッチだよ」って言うんです。
でも良かったですね、ご無事で。

投稿: 笹丸 | 2008年9月19日 (金) 09時56分

バルさん、不思議な体験をされたのですね
誰だって、その場にいたとしたらゾーっとしたことでしょう
方向音痴の私は夜など車で出掛けるのは恐いです
だって、どっちへ走っているか分からなくなりますから( ̄○ ̄;)
稲川淳二さんの絵いいですね~
(味があって楽しくなります)

投稿: ななうさ | 2008年9月19日 (金) 10時26分

わあ、それは十分不思議な体験ですよ~。
それは、月夜に不思議な糸がつながって導かれてきましたね。
文章がうまくて、すごく読ませますね。バルさん、もしかして文学少女でした?
バルさんって魅力的なストーリーテラーですね。
しんみり感から稲川淳二への落差がまたいいなぁ。最後はクスッと笑えました。

わーい、バルさん、今、23位ですね。トロフィーがついたので応援しているものとしてはとってもうれしいです!

投稿: ノラドラ | 2008年9月19日 (金) 10時35分

うおおお・・鳥肌が立ってます。
怖いとかじゃなくて不思議なこともあるもんだなあって。
たどり着いたのが若くして自ら旅立ってしまったかつての知り合いのお家とは。
そしてもう営まれていないその旅館。
なんとなくその後のその場所の歴史が思い浮かぶようです。
いや、ただのご時世で営業を止めただけかもしれませんが、ついドラマチックに。
と思いめぐらせていたのに・・・
最後の稲川バルさまに爆笑してしまったではないですか。
もうやだ!そっくり過ぎです、稲川さん(≧∇≦)

投稿: かあtan | 2008年9月19日 (金) 11時10分

おっはよー姉さん
ペンペンさんと2人で
ランキングならんでんじゃん すっげー
あ、前回の山の絵 ちょっと良かった 機能が限定される分 オリジナルになるよね 可能性がチラチラみえました

投稿: 落合 | 2008年9月19日 (金) 11時22分

充分ミステリーです!
たとえ変哲もない看板でも、
そこへ迷い込んだア・ナ・タ

その後も行ったなんて、
アタシはビビルかも。

投稿: だんだん | 2008年9月19日 (金) 12時34分

 バルおばさんの二本立て恐怖物語を興味深く鑑賞させて頂いて、連想したのは「雨月物語」でした。
 深い霧が立ちこめる若狭の屋敷。死霊の若狭(京マチ子)に取り憑かれた男の怪奇な話に、ぞっする恐怖感を覚えたものです。

 洋画では「アザーズ」でしょうか。灰色の小島に佇む不気味な館。黄褐色のランプの光がボーッと灯る暗い部屋。見るからに不気味な館に住み着く幽霊から、二人の子供を頑として守り抜こうとする母親の必死の姿に胸を打たれました。
 最後には二人の子と共に霊界に入ってしまうこの母親を演じていたのは、確かニコール・キッドマンだったと思います。

 稲川淳二の似顔絵にパチパチパチ!。彼は丹波哲郎の「大霊界2」にも出演しているようですが、私は未見です。

投稿: アスカパパ | 2008年9月19日 (金) 16時10分

稲川さんが幽霊にみえます^^;

満月の夜は何かがおこる…
なにか呼ばれるものがあったのかもしれませんねぇ。
しかし、一人でこんなところへ迷いこんだら
怖くてヒーヒー言いながらアクセル踏んじゃいます!
ご無事でなによりでした^^;

投稿: あび | 2008年9月19日 (金) 17時22分

 出ないけど 出たぐらい 怖かったがぱです。
お友達は 久しぶりに思い出して
ほしかったのでしょうね。
不思議体験でしたね。

投稿: がぱちん | 2008年9月19日 (金) 18時34分

こんばんは!
月はの不思議な引力があると言いますから、バルさん、引き寄せられてしまったのでは!
きっと、お友達の霊が淋しがっていたんですよね・・・
まっさか、こんな結末が待っているとは思いませんでした。不思議な体験をされましたよね!
今日は、ゆっくり夢の中にいけますhappy01

投稿: サユサユ | 2008年9月19日 (金) 21時30分

     >かあtanさま
私も看板を読んだ時はほんと驚きましたよ。
20年前の日がスト~ンと蘇って、なんかブルっときました。
稲川淳二、似てました?でへへ

投稿: バルおばさん | 2008年9月19日 (金) 22時17分

こんばんは、バルさん
それは友達が呼んだんですよ。^^
たまには、遊びにおいでってね。
また行くといいことあるかも?^^
不思議な体験されましたね。

投稿: kon25 | 2008年9月19日 (金) 22時30分

出たような・出ないような・・・しかし何とも言えないじわっとくる恐怖感、やっぱり文章力か・・・。

投稿: てり | 2008年9月19日 (金) 22時33分

間違いなく、そのお友達に導かれての事でしょうね。
偶然と考える方が、何倍もむつかしいように思います
そんなコトありますよね。

投稿: アケノ | 2008年9月19日 (金) 23時18分

     >アケノさま
そ、そうですかsign02 その時からまた更に長い年月が経ちましたが、今でもあの月の光と風が揺らす葉ずれの音は覚えてます。
偶然ではなかったのかしら…。

投稿: バルおばさん | 2008年9月19日 (金) 23時29分

バルさん、おはようございますheartheart
 早いでしょhappy01
早い方が遅いよりはいいかなぁcoldsweats02

投稿: コスモス | 2008年9月20日 (土) 04時20分

ギャ~、 怖い!
やっぱり怖いわぁ!
その偶然が 何ゆえに・・・と考えると背筋がゾ~っとします。

優等生で大人しかった人が高校卒業してから自分で命を落としてます。
特に親しかったという訳でもないんですけど バルさんのお話を読みながら 何時の間にか自分に置き換えてしまってたみたい・・・。

忘れられてしまって寂しかったのかも、 ねぇ。

あ、 こういう書き方 自分でしながら 怖くなるぅ・・・(ブルブル)

投稿: 梓の小鳥 | 2008年9月20日 (土) 04時41分

おはようございますsun
稲川淳二氏、ポイントつかんでますね~up

怖い話かと思ったら、、
なんだかセツナイお話ですね・・・。

ほかの方が言うように、
何かの知らせなのかと、私も思いましたconfident

投稿: 海 | 2008年9月20日 (土) 10時16分

チワッス姉さん
今日も一日宜しくお願いしやっす(笑)

投稿: 落合 | 2008年9月20日 (土) 11時58分

夜の山道を一人で運転するなんて聞いただけでもこわいですが、バルさんの語り口調がさらに幻想的な雰囲気をあおっていてなかなか引き込まれました。
不思議なこともあるんですね~。

投稿: ぷみまる母 | 2008年9月20日 (土) 14時11分

お邪魔しまぁ~す。

苦い思い出があるんですね。
「なんで?」と答えがでない問いを持ち続ける
ことってあるんですね。

それを時々…思い出させる「現象」が
右と左を間違えさせるんですよね。
バルさん。

投稿: hanako | 2008年9月20日 (土) 17時18分

>海さま
そうなのかな、分からないです、というより怖がりだからあまり追及しないcatface
でも月夜は不思議な事を起こすかもね。

投稿: バルおばさん | 2008年9月20日 (土) 17時59分

出たとか出ないとかではなく、何かのメッセージだったのかも・・・偶然だったとは言い切れませんね。

霊感が無くても、生きてると不思議な事がたまに起こりますね。

投稿: 花水木 | 2008年9月20日 (土) 20時39分

こんばんは!
ネット徘徊出遅れました。
あたふた~~~応援です!

投稿: サユサユ | 2008年9月20日 (土) 22時31分

実際にあった体験談ほど
摩訶不思議なものはないですよね。

聞いた私にはいいお話ですが、
ひとりで体験したら怖いな。コレ(笑)

投稿: きんとと | 2008年9月21日 (日) 00時01分

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