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2007年6月 1日 (金)

やっと最終回

まったり村の我が家への道は
普段は車で移動のバルにとって過酷なものだった。

1_76

よれよれになりながらも着実に家に近づいていくバル。

  (おばさんでも 頑張れ!)

疲れた体を休め 焚き火の火を見ながら、バルは思う…。

 「なんで一刻も早く家に帰りたいと思うのかな?…主人の為? 」

     (それは無いっ!!)と心のどこかで思う。

 「犬みたいな帰巣本能?」

     (それでもないな、と思う)。

ふと自分の前掛け(エプロンなんて洒落たもんじゃないよ)を
見て、 これだわ、とつぶやくバル。

2_70

あの家に嫁ぎ、毎日働き、子供を育て、
そして自分も(多分)少しは成長した あの場所。
私の居るべき場所、一番落ち着く場所
そこに帰りたいんだ。

バルは風呂敷を開け、途中で失くしたり腐ったりして
今はたった一個しかない「にぎやか国」のリンゴ、
それをかじった。

3_36

くたびれて帰ってきたバルだが、夫は何も気付かず
(そうなんだわ、世の一般の夫って)、バルもまた
何事もなかったようにそのまま食事の支度を始めたのだった。

          жжжжжжжж

えっ?5回も引っ張ってきてこれで終わりってご不満ですか。

いいんです、これで、はい。

    ブ~イングは無視っす。 強気っす。

        жжжжжжжжж

   最後に食べたリンゴ、種は残ってあるんです、
   また日常から出ようと思うその時の為にね、ふふふ。

    


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シリーズ物」カテゴリの記事

コメント

バルさん、おかえりなさ~い。お疲れ様でした。
苦労したのね、よよよよ(T_T)
そう、なんたって自分の巣が一番です。長年かかって自分にぴったりくるような巣にしたんだもんね。
病院や銀行で苗字を呼ばれても自分じゃないと思って立たなかったりしていたのが、いつか旧姓を呼ばれても人ごとに感じたり、実家に“帰る”のが“行く”になったり、変化してきたんですもの。
リンゴの種は外の世界へを開くための鍵なんですね。忘れちゃならない冒険心と好奇心。いつまでも若い心であるためにも♪

投稿: まままま | 2007年6月 1日 (金) 23時20分

一気に現実に戻るあたり、さすが勤労主婦作家!!
そうなんです!!
男女雇用均等法ができようとも、家庭での家事や子育ては、ほとんど女性にかかってきます!
これは、はっきりいって、「社会派ドラマ」ですぞ!!
ところで、りんごの種は一つですか??おいらにも、一粒わけてくんろ!!
きっと、不思議な種に違いない!!!!

投稿: おおかみおばさん | 2007年6月 2日 (土) 00時37分

 >ままままさま
そうなんです、「自分が作った家」に帰るんです。
年だからって、好奇心は一杯です(脂肪も…)。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 09時12分

 >おおかみおばさんさま
「社会派…」、でへ、照れるべ~。

リンゴの種、話に乗ってもいいけど、幾ら出せる?
あ~た、あれだけの思いで手に入れたザマス(三日月さんみたいだ)、タダって訳にはね。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 09時17分

バルさん、終り方ちょっとシュンとしました。
でも素敵でしたよ。バルさんのお人柄が現れている様で。私は好きですね。
 結局は落ち着き先は平凡で忙しい日々、現実的の中に優しさが溢れていて。
 私は若い頃、山女だったのですが、2枚の絵をとても懐かしく見せて頂きました。あのような場面はショッチュウだった気がします。
 私の明日は島原とある女性の話です。お時間が有れば覗いてください。

投稿: コスモス | 2007年6月 2日 (土) 11時33分

なるほど。
落ち着く場所へ。
きっと、長年夫婦やってる人たちが一番しっくりくる言葉なんでしょうね。
夫さんの「メシは?」と平然とした顔(笑)
何も気づかないってあたりが妙に納得したりして。

投稿: すう | 2007年6月 2日 (土) 11時52分

こんにちは、そうなのかもしれませんね。旅行が良いのは、それが終わって自分の帰る場所があり...変化を楽しむことが出来るから...。時間が経ち帰りたくなる場所は...家族の待つ、我が家なのかもしれません。(*^_^*)

投稿: すずまゆ | 2007年6月 2日 (土) 12時05分

>コスモスさま
私も終わりは自分でも少しサビシイです。でもここで
とどまって強く(夫がなんだっ!)、頑張ります。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 13時24分

 >すうさま
まだまだお若いすうさま、今に分かりますよ、ひひ。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 13時26分

「青い鳥」見つけたようですね。
めでたし、めでたしです。

バルおばさん今度は、
「星の王子様」を探しに行ってらシャ~イ!

投稿: utrillo | 2007年6月 2日 (土) 13時28分

 >すずまゆさま
「私」が過ごしてきた「時間」がそこには
ありますからね。
根底にしっかりした基盤があれば、飛びたてる…
でも実際は毎日ぼ~と過ごしてます(情けない)。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 13時29分

 >utrilloさま
はい、この年になるとうすうす?気付いてました。
一休みしたら、さて妄想旅行、次はどこへ?

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 13時44分

やっぱり そうですよね〜。何があっても家が落ち着くものですね。家庭内別居に近い母も、くそーと思いながら家が一番です。オトンよりこの家にいた時間が長いのです。この家は母が守ってきた。だから母の物だよ〜と勝手に思ってるよ。ア・ハハ・・・チョット開き直っていま〜す。

投稿: aki母 | 2007年6月 2日 (土) 13時53分

こんにちは、応援団のひーちゃんです。お帰りなさい。川におっこったりという表現が身近に感じました。バルおばさんの創作は楽しいよ。ご主人に代わり、おお無事かえったか、お帰り、お前が留守にして寂しかったよ、普段のありがたみを改めて知ったよ、
ゆっくり、おやすみと申し上げます。それから、私のブログ調子悪くて、コメント返事できずにいました。ごめんなさい。また、復旧しましたら、よろしくね。

投稿: ひーちゃん | 2007年6月 2日 (土) 14時00分

バル姐さんお帰りなさいまし。
この前お礼のポチを忘れておりやしたので、
それで疲れを癒しておくんなせぇ(時代劇調)

投稿: ぱんだうさぎ | 2007年6月 2日 (土) 14時13分

 >aki母さま
おお、同志よ?
この年まで頑張ってくると確かに開き直ってくるし、
それを見せない手立ても覚えました(笑)

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 14時16分

 >ひーちゃんさま
コメントが入れられず寂しかったですが、「うちの
主人が一生言う事はないだろう?優しい言葉」を
主人に代わって言ってくださってなんかドキドキ(おいっ!)。
川に「おっこった」はやっぱり方言なんだ…。

早く、PCの調子が直るといいですね。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 14時26分

 >ぱんだうさぎさま
あい、今帰ったよ。群馬は自家用車所有率1位か2位、
近くのコンビニでさえ車で行く有様、
おまけにドライブ命の私、山歩きはこたえやした。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 14時33分

バルさん このお話は自分の夢でしょうか。人はいつも現実から逃れたいのですが逃れられないのが人です。願望をストーリにしたのでしょうか。まんざら嘘でもなさそう?

投稿: kenken | 2007年6月 2日 (土) 19時16分

そう、そう、どんなにいいホテルに泊まって、上げ膳据え膳で、美味しいものを食べて、温泉につかっても 家に帰り着くと な~んでか落ち着くのよね~。

投稿: 小夏 | 2007年6月 2日 (土) 21時04分

お帰り~~~\(^▽^)/
独り者の私だってわかることが、帰る家があるから旅は楽しいんですよねぇ。
今回のラストのセリフ「無視っす。 強気っす。」いい言葉ですね。
職場で落ち込んだときに心の中で唱えます!

投稿: ねこおばさん | 2007年6月 2日 (土) 22時06分

>kenkenさま
面白い経験をしてみたい…、きっと誰でもそう思ってますし、心の中では皆面白いストーリーを持ってますよ。kenkenさまも私なんかより優れた作家かも。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 22時29分

 >小夏さま
通りを歩いてて「あ~ら、すごい豪邸」と思っても
やはり小さいながらも我が家の方が…、いや、やはり豪邸がいいわ。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 22時31分

 >ねこおばさんさま
自分でもこれから使おうと思います。
仕事先(主人も)にムカツイた時に顔で笑って
心で「無視っす、強気っす!」です。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 2日 (土) 22時40分

やっぱりこの家は私でもってると改めて、実感された事でしょう。もうこれ位のお二人になると、空気みたいでしょ?

投稿: pomodoro0208 | 2007年6月 2日 (土) 22時56分

りんご殺人事件・・・
「ナゾがナゾ呼ぶ殺人事件~♪」
現場に残されていたのは
一粒のりんごの種・・・ジャジャジャジャ~ン
☆こ・れ・ざ・ま・す!

兎にも角にも、無事にご帰還
よかったわん
ワタクシ、思いやりのある亭主、安らぐ家庭、
守られてる安心感、笑顔での会話、ぜんぶが
自分の想像力の産物、幻だったこと確認済み
ですが・・居場所はやっぱり欲しいザマス
うらやましいザマス

投稿: 三日月 | 2007年6月 2日 (土) 23時02分

> pomodoro0208さま
空気ですか…、うちの夫は将軍さま?なので
緊張感のある空気です。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 3日 (日) 08時10分

 > 三日月さま
私も同じザマス。蜃気楼の中を漂っていますザマス。
安心感を日々感じてれば、何もブログを内緒にしませんがな。
確たるものは「母」であることだけですわん(悲)。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 3日 (日) 08時15分

>何事もなかったようにそのまま食事の支度を始めたのだった。
このくだりが、非常に現実的で笑っちゃいました。
私も外ではあんなことや、こんなこと・・・があっても家に帰るとそ知らぬふりで、とっとと主婦してますもの・・・
でも、ネギをきざみながら、思い出に浸っていたりして・・・
いやぁん、彼ったら・・・うふふ・・・(←見栄っ張り)

投稿: panco | 2007年6月 3日 (日) 14時46分

 >pancoさま
あ~、言いましたね、思いっきり(笑)
でもいいな、彼か…、たとえ嘘でも(失礼!)言ってみたいわ。

投稿: バルおばさん | 2007年6月 3日 (日) 20時26分

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